とっておきみやげ「蛍丸サイダー」

　阿蘇市内の売店などで見かける、色鮮やかな美しい緑色のサイダー。内牧の「阿蘇・岡本」という酒店が開発しました。「蛍丸」は「ほたるまる」と読みます。阿蘇神社に伝わる宝刀の名前です。

　蛍丸は1931年に国宝に指定されたものの、戦後に残念ながら行方不明になってしまったそうですが、その名前の由来にエピソードがあります。1336年筑前多々良浜の戦いで使用され激戦の中刀に刃こぼれを生じました。持ち主の恵良（阿蘇）惟澄は、蛍が刃こぼれした刀に群がり消えていくという夢を見ます。翌朝、惟澄が刀を確認してみると、なんと刃こぼれした刀が元通りになっていた事から「蛍丸」と名付けたと言われています。

　そんな蛍丸の名を冠したこのサイダー。1本の売り上げにつき100円（販売価格：1本300円、税込）を熊本地震で被災された阿蘇神社復興に寄贈する計画で販売中です。現在約10万本売れたそうですが、岡本社長が掲げた目標は100万本。「まだまだこれからですね」と語ってくれました。その場で飲むのも、旅のお土産にするのもよしです！

※熊本阿蘇の特産品通販 オンラインショップ「ASOMO」でもお買い求めいただけます。