自転車で走るとじっくり楽しめる、阿蘇ならではのさまざまな魅力的な風景。ちょっと立ち止まって、自分の足でも歩いてみたり、体験したりしてみませんか?

田園風景の中に浮かぶ、可愛い山の風情

むか~しむかし、このあたりは湖だった?

 北外輪山に囲まれた阿蘇の地は「阿蘇谷」とも呼ばれますが、JR豊肥本線より北の部分は平地が多く、「阿蘇の千枚田」とも称されるだけあって広々として、胸がすくような田園風景を眺めることができます。その田園の中の舗装されていない野道を、自分のペースで思う存分走ることができるのも、阿蘇を訪れるサイクリストたちには大きな魅力です。もちろん、山越えなどの高低差があるコースには、大きなロマンがありますが、もっと手軽に、内牧や一の宮から、足を伸ばしたい方には、この田園風景の美しさもきっと良い思い出になるでしょう。

 今回オススメしたい風景は、田園風景の中にポッカリと出現する“塚”と称される小さい丘です。JR豊肥本線内牧駅の北東に位置する、平野から突出している3つの小丘。この3つの丘は、もともと独立したひとつずつの火山の名残なのだそうです。この小さな丘は「本塚火山」、通称“本塚”と呼ばれます。「阿蘇ペディア」によれは、『阿蘇谷が一時期、都であったことの重要な証拠(以上引用)』を示す存在とのことです。木も生えていないので、自転車を降りて、ちょっと登って見たくなりますね。

 この日は、大きな荷物を抱えて、パラグライダーをしている人の姿も見かけました。歩いて登るとができるこの丘は、自然体験を楽しむ方たちの舞台でもあるんですね。また、夕日に染まる頃には、日中とは異なる表情も見ることができます。田園サイクリングの目的地のひとつとして、阿蘇の可愛らしい山に会いに行ってみてはいかがでしょうか。

本塚

阿蘇市黒川付近 内牧市街から車で約20分
国道212号から写真のような丘が見える