乗る楽しさ、駆け抜ける魅力。多くの人々を惹きつけてやまない「自転車」という存在。阿蘇という土地ならではの自転車の楽しみ方を、自転車好きのみなさんに語っていただきました。

小口陽介さん

 元環境省阿蘇くじゅう国立公園管理事務所所長。また、年に数回トライアスロン大会にも出場するトライアスリート。環境省として平成28年度より実施されている『阿蘇くじゅう国立公園ステップアッププログラム2020』を推進し、コギダス協議会メンバーとその連携を深めながら阿蘇におけるサイクルツーリズムの活性化に取り組む。

環境省 阿蘇くじゅう国立公園管理事務所
熊本県阿蘇市黒川1180
TEL:0967-34-0254
https://www.env.go.jp/park/aso/

雄大な自然と自転車と、阿蘇の魅力をさらに発信!

週末の阿蘇を颯爽と駆ける
トライアスリート!

 年に数回、趣味でトライアスロンの大会に出場しているので自転車には頻繁に乗りますね。週末のトレーニングでは100キロ以上走ることもあります。私が現在乗っているバイクは「タイムトライアルバイク」と呼ばれるもので、通常のハンドルとは別に、もう一つ、前にまっすぐ突き出たハンドルが特徴の自転車です。トライアスロンなどのレース競技性に特化していて、スピードがよく出る作りになっています。信号や交差点の多い街中での走りにはあまり向いていませんが、広々と長大な道路が多い阿蘇では、その景色も含めて気持ち良く走れますね。

 もともと自然の中での遊びが子供時代から好きでした。自転車には中学、高校の頃から乗っていて、その頃から友人と100キロ近いツーリングに出たりしていましたね。7年ほど前、とあるきっかけからトライアスロンに目覚めて大会に出場するようになりました。水泳3.8キロ、バイク180キロ、ラン42.195キロというコースの“アイアンマン”というスタイルの大会にも出場したことがあります。トライアスロンでの自転車の魅力、ですか? スイムがそんなに好きではないので、水から陸に上がって自転車に乗り換えるときが魅力というか、嬉しいですね。ただ、そのあと100km以上バイクを漕ぐことになるので、後半はさすがに辛さのほうが……(笑)。

※記事内容は、フリーペーパーAsoBoAso掲載時のものです。

自転車語り 小口陽介さん(2)へ続く