乗る楽しさ、駆け抜ける魅力、多くの人々を惹きつけてやまない「自転車」という存在。これは、阿蘇という土地ならではの自転車の楽しみ方を、自転車好きのみなさんに語っていただきました。
阿蘇は、自転車乗りにとって最高の土地
中尾公一さん
「コルナゴ」部長」という愛称で多くのサイクリストたちの信頼を集める存在。愛車は当然コルナゴ。CLX、M10を所有。ブログで自転車の面白さや阿蘇の魅力を発信し続けている。
自転車は「大人の運動会」だと思う
自転車に乗るようになったのは、幼なじみの友人のロードバイクに乗ったことがきっかけです。風邪を切る加速感と馬に乗った時のような視線んお高い景色に「これだ」とスイッチが入りました。しかし、ロードバイクは高価だったので、とりあえずクロスバイクを買って乗り始めました。
若いころに野球をやっていて、スポーツには自信がありました。でも、だんだん体力が落ちてきて「もう昔とは違うなぁ」と思っていた時に、自転車と出会ったんですね。始めたばかりの時は、速い人には全く追いつけなかったですが、きちんと練習すれば、50代に差し掛かった僕でも速くなれるんだという実感がありました。そうなると、楽しくて自転車がどんどん好きになりました。気がつけば念願のロードバイクを買って、3時間耐久レースにも出るほどとなりました。
僕は自転車に乗ることは『大人の運動会』だと思うんですよ。感想する喜びやスピードを競う瞬間など、昔の自分に戻れる気がします。初心者でも練習すれば表彰台に立てるというのも魅力ですね。大会の前の日は、ドキドキして眠れないこともありますよ。
“コルナゴ部長”というニックネーム
自転車を好きになってから、色々と調べていくと、究極はイタリア車、コルナゴだ!という自分の結論に行き着いて、憧れだったモデルを買うことに決めたんです。その頃にブログをはじめ、当時の役職が管理部長さったこともあって、「コルナゴ部長」と自転車仲間から言われていたので、ブログのタイトルにしました。更新するたび、自転車好きの方々に広まり、みんなから呼ばれるようになりました。