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乗る楽しさ、 駆け抜ける魅力。多くの人々を惹きつけてやまない「自転車」という存在。阿蘇という土地ならではの自転車の楽しみ方を、自転車好きのみなさんに語っていただきました。

自転車の楽しみ方もっと広く伝えたい

松山直樹さん

Nao’s BASE https://www.facebook.com/funride.nao/

ステージイベントで自転車でのアクロバットパフォーマンスを行うバイクトライアルパフォーマー。また、内牧のサイクルショップNao’sBASEオーナー。阿蘇サイクリストコンソーシアム委員。現在、コギダス実行委員会の会長を務める。

少しずつ思いは形になってゆく

 阿蘇のサイクルツーリズムの多面的発展を目的として『コギダスプロジェクト』が発足しました。僕はその実行委員で、会長という役を務めています。会議では阿蘇地域と自転車とのつながりを軸に、いろいろな意見、考えが提案されています。さしあたり僕が、このプロジェクトで一番に実現したいことは「阿蘇地域に自転車の文化を根付かせる」ことです。サイクルツーリズムにあたっては、僕は、地域への自転車文化の浸透という側面は非常に大切だと考えています。そしてそれを実現するためには、なにより、地域の子どもたちに自転車の楽しさを知ってもらうことが大切だと考えます。今、それが少しずつ形となって、コギダスプロジェクトの『マウンテンバイクで自由に遊べる公園』の計画が始まっています。(2018年4月に「阿蘇MTBパーク」としてオープン)設計では僕がバイクパフォーマーとして培ってきた経験、知識を活かしていきたいと思っています。そしてそれは、僕だからこそできる、地域貢献へつながった仕事だとも考えています。

設計では僕がバイクパフォーマーとして培ってきた経験、知識を活かしていきたいと思っています。そしてそれは、僕だからこそできる、地域貢献へつながった仕事だとも考えています。

 また、自転車、と一口に言っても、実はその中に色々な種類、機能性があるんですね。ロードバイクが舗装路面を走るのに適しているように、でこぼこのダートを走るのに適したマウンテンバイクがあって、その両方を兼ねたクロスバイクがあって、その他もあります。つまり、さまざまな用途によって、自転車というのはその楽しみ方、遊び方が変わっていい、ということです。だからこそ、自転車は本当に楽しい。僕はそれを、ぜひみなさんに知ってもらいたいし、広めたいと思っています。自転車が阿蘇という地域のなかに、今よりももっと溶け込んだものになれば嬉しいですね。

※フリーペーパーAsoBoAso 第4号掲載 内容は取材当時のものです。