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乗る楽しさ、駆け抜ける魅力。多くの人々を惹きつけてやまない「自転車」という存在。阿蘇という土地ならではの自転車の楽しみ方を、自転車好きのみなさんに語っていただきました。
下城卓也さん
NPO法人 ASO田園空間博物館 マネージャー
NPO法人ASO田園空間博物館のマネージャー。
また九州・沖縄「道の駅」連絡会「駅長会」の副会長を務める。
阿蘇サイクリストコンソーシアムのメンバー。
阿蘇の交流人口の増加につなげる自転車の可能性
このごろ動き始めた新しいプロジェクトとして、阿蘇市内の宿泊施設と連携したサイクリングツアー開催の取り組みがあります。ツアーでは“宿泊”を内容に組み込み、泊りがけのサイクリングでだからこそ味わえる阿蘇の魅力、楽しさを、みなさんに味わってもらおうと企画しています。先日その第一回が開催されましたが、阿蘇での早朝サイクリングや、その後のゆったりとした温泉などをサイクリストのみなさんには満喫してもらえたようでとても好評でした。こうしたサイクリングツアーの新しい情報はホームページやSNSで公開します。ぜひチェックしてみてください。
わたしたちの重要な役割のひとつに“阿蘇の交流人口の増加の促進”があります。阿蘇市外の人と市内の人との交流の場を創出すること、またそれを拡大してゆく取り組みですが、わたしたちは自転車というレジャーをそのひとつの可能性としてとらえ、うまく柔軟にアイデアを引き出しながら交流人口の輪を広げていきたいと考えています。道の駅でもサドルラック設置はもちろんのこと、ロードバイクのタイヤチューブを揃えたり、フロアポンプを設置したりといった、サイクリストに優しい施設づくりを通して、自転車がもっと楽しくなる阿蘇の環境づくりを進めています。ぜひサイクリストのみなさんには道の駅も上手に活用していただいて、阿蘇の広大な自然でのサイクリングを楽しんでもらいたいですね。
※フリーペーパーAsoBoAso 第5号掲載 内容は取材当時のものです。