自転車もん語り 薄井 良文さん第4回(全4回)

乗る楽しさ、駆け抜ける魅力。多くの人々を惹きつけてやまない「自転車」という存在。
これは、阿蘇という土地ならではの自転車の楽しみ方を、自転車好きのみなさんに語っていたきました。

人生は自転車と同じ
こぎ続けることで前へと進んでいく

薄井 良文さん あそBe隊 隊長

Yoshifumi Usui

薄井良文

消防士·山岳救助の隊員を経て「WakuWakuOFFICE」を発足。「あそBe隊」の隊長を務めるかたわら、あそBe隊楽団の代表、環境省自然公園指導員、阿蘇エコツーリズム協会理事、自然体験指導者 防災士 衛生管理者など、「遊び」と「自然環境」に関する様々な取り組みを行っている。


薄井さん「WakuWakuOFFICE あそBe隊」では、主に阿蘇草千里周辺を中心にサイクリングやトレッキング、ラペリング(懸垂下降)体験活動を行っています。これは「遊び」をテーマとし、体を使って阿蘇の自然とふれ合うことの楽しさを知ってもらいたいとの思いでスタートしました。

 現在「あそBe隊」隊員は合計7名在籍。私たちはそれぞれが持つ得意分野を生かし、参加者の方々に楽しんでもらおうと日々プランを練っています。コース選びもすべて我々が自らの足で探し歩き、必要な許認可を受け安全を考慮したうえで案内しています。こちらで用意している自転車は快適に走ることができる電動アシスト付き。それによってどなたでも無理をせずに楽しむことができます。自転車を使って階段の上り下りもあれば草原や丘を走るコースもあり、ありのままの自然を肌で感じることができるんですよ。他にもディスクゴルフ(フリスビーを使ったゴルフ競技)といったレクレーションから、「動物のフン当てクイズ」といった一風変わったゲームも過去にやったことがあって。普段の生活ではなかなか味わえない新たな発見があり、はじめ怖がってた子どもたちも、私のことを「隊長!」と呼び親しみ、信頼を寄せてくれるようになるんです。そしてチームが一つになる、これは自然界はもとより人間関係での成長にもつながるのではないかと思います。

※記事内容は、フリーペーパーAsoBoAso掲載時のものです。