自転車で走るとじっくり楽しめる、阿蘇ならではのさまざまな魅力的な風景。ちょっと立ち止まって、自分の足でも歩いてみたり、探検したりしてみませんか?
厳冬の阿蘇を彩る白い氷の花々
草千里ヶ浜の幻想風景 冬の旅プランにいかが?
冬将軍!やってきました!そんな寒い冬の季節には、阿蘇の温泉にしみじみ浸かって、熱々のお鍋でぽっかぽか、な旅プランがいいですね。と、その計画に、そんな冬でしか見ることのできない阿蘇のとっておきの風物詩「樹氷」を旅のプランに加えてみるのはいかがでしょう?
九州の中央、阿蘇カルデラの北側に位置する阿蘇市。その標高は約500m以上と九州においては高く、冷え込みの強まる冬場は気温が氷点下を下回ることも。そしてさらに標高1,000m以上の山々が連なる阿蘇山一帯ではもちろんその冷え込みは厳しく、阿蘇山頂の年間平均気温は青森に匹敵するほど。
しかしそんな阿蘇の寒い冬だからこそ生まれる自然の美しい造形が、樹氷。過冷却された雲や霧の水滴が樹木や地物に吹きつけられてできるこの樹氷。その造形は各地で様々ですが、阿蘇では辺り一帯の木々に、まるで白い可憐な花が一斉に咲き誇っているかのような樹氷を楽しむことができます。樹氷は-5度以下で発生しやすいとされ、気候の温暖な九州でその出現は一般的に珍しく、見られるのは標高の高い山間地の一部に限られています。そして阿蘇の樹氷の見所として外せないスポットが草千里ヶ浜。夏場は青々とした牧草が茂り、放牧された牛馬が牧歌的な景観を映し出す阿蘇の有名スポットですが、そんな夏の風景も冬は目を疑うような白の世界に一変。普段の草千里とはまた違った幻想的な風景を楽しむことができます。樹氷の発生する時期の目安としては11月の下旬から2月の中旬。年によってその変化はありますが、インターネット上で配信されている阿蘇山のライブ映像や天気予報を活用して”樹氷をみるため”の阿蘇の旅プランを練ってみるのもいいかもしれませんね。もちろんそのときはスノータイヤなど、車の冬装備を確実に。そして樹氷のあとは阿蘇の温泉に浸かって、熱々のお鍋を囲みながら旅の感動に花を咲かせてください!