感動の阿蘇サイクリングを応援 中尾公一 第3回(全3回)

Let’s enjoy ASO by bicycle!

挑戦のあとに微笑む達成感、
感動の阿蘇サイクリングを応援します。

中尾公一

「コルナゴ部長」という愛称で多くのサイ クリストたちの信頼を集める存在。 愛車は当然コルナゴ。CLX、M10を所有。 ブログで自転車の面白さや阿蘇の魅力を 発信し続けている。

『コルナゴ部長の阿蘇天空の旅』

http://kikuchinokoto.blog88.fc2.com/

サイクリング 今回は真夏向けのサイクリングのコースを考えました。これは私が開催しているサイクリングの中でも好評だった阿蘇らしいコースになります。「阿蘇らしい」といっても従来のマイカーや観光バスが通る定番のものではありません。車がなるべく通らない道を繋いだサイクリングに集中できる距離84km、獲得標高1291mのコースになります(体力に応じてショートカットもできます)。真夏ということもあり上りは日陰の多い道を選びました。ほかの地域では走ることができない広大な草原の中の道では、放牧の牛を眺め、野鳥の声を聞きながら誰にも邪魔されずのんびりとサイクリングが楽しめます。

 やまなみハイウェイは、ダウンヒルのところがあり大蘇ダムまで気持ち良く走ることができます。エイドポイントのうぶやま牧場を過ぎてしばらく走ると見通しの良いミルクロードに入り、車が少なく適度のアップダウンがありますので全力で走ったりアタックの掛け合いをしたりする楽しみ方もおすすめです。国道57号から森の中の上り道に入るとやがて根子岳が近づき、上り切ったら眼下に箱石峠、真正面に根子岳、右に高岳という豪快な景色を堪能できる町古閑牧野の展望は誰しも感動することでしょう。

サイクリング 国道265号を南阿蘇側に下り、九州自然歩道に入ると、牛の放牧地になりますので牛を避けながら走る体験も貴重なものです。樹々に覆われてくると少し急な上りになり、高岳と根子岳の境を通る夏でも涼しい日ノ尾峠が近くなります。ここも車はほとんど通ることがなく、景色を見るところは少ないですがサイクリングに集中することができます。峠を越えて下って行くと別荘地があり目の前に高岳を眺めるビュースポットは迫力があります。最後は熊本地震による社殿復旧工事中の阿蘇神社を訪ね、湧水豊富な門前町を散策して道の駅阿蘇へゴールする自転車でこそ満喫できる夏の阿蘇の道になります。

※コースはこちらの「Ride With GPS」サイトを ご覧ください。
https://ridewithgps.com/routes/33033707